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 生駒鋼索線は、鳥居前と宝山寺を結ぶ0.9キロ(複線)と、宝山寺〜生駒山上間1.1キロ(単線)からなります。
このうち鳥居前〜宝山寺間は大阪電気軌道(近鉄の前身)の系列会社である生駒鋼索鉄道により1918(大正7)年に開業。わが国最初のケーブルカーというので非常な評判となり、宝山寺への参詣者も激増しました。
 鳥居前と宝山寺を結ぶ0.9キロ区間『生駒鋼索線(鳥居前〜宝山寺)』をご紹介します。

 生駒山の最寄り駅の『近鉄・生駒駅』です。ここから徒歩ですぐの所に『生駒鋼索線・鳥居前駅』があります。
 連絡歩道橋を歩き、鳥居前駅に到着をしました。生駒駅と鳥居前駅が近くの場所なのに駅名が違うのは、鳥居前駅には名の由来となった『大鳥居』が駅前にあり、そこから来ているようです。
 現在、その大鳥居は『宝山寺』の境内に移転されました。

 鳥居前駅では2つのケーブルカーが停車してました。今回宝来寺までは左下の『ブル号』と呼ばれるケーブルカーに乗車しました。
 鳥居前駅を出発して徐々に上に登っていきます。比較的新しいこの車両は2000年の2月から運行している車両で、それまでは1918(大正7)年8月29日開業した2両『いのり号』『めぐみ号』と呼ばれる車両を使用していたようです。
 大正から平成まで82年間も使われた車両は生駒山麓公園に寄贈されたようです。
 下の写真は、ケーブルカーでは珍しいと思える踏切と複々線区間です。
 宝来寺駅に到着をしました。まだケーブルカーで半分も進んでませんが、ホームからでも生駒市の眺めが良く見えます。
 お隣のホームはこの日は営業をしていなかったケーブルカーが留置をしてました。
 ホームを降りると全日本のケーブルカーの一覧表や、ケーブルカーの車輪などが展示してありました。
 ちなみにこの生駒鋼索線が日本一長いケーブルカーのようです。
 宝来寺駅から生駒山頂駅までは別のケーブルカーになるので、一度乗り換える必要があります。
 鳥居前〜宝来寺の区間は15分間隔ですが、宝来寺〜生駒山頂の区間では30分間隔と運転本数が半減され、乗換えも接続しているケーブルカーもあれば、接続しないのもあります。
 今回乗ったケーブルカーは接続をしていないケーブルカーでしたので、宝来寺駅で一度下車をしてみました。
 駅前はこのような住宅街です。お店もなーんもありません。人も居なかったです。
 この住宅に住まれる方は、ケーブルカー無しでは生活が出来ないと感じました。
 駅前の住宅街を見終えると、接続をする後続のケーブルカー『ミケ号』が到着をしました。
 約15分の宝来寺駅の散策を終えて、生駒山頂方面のケーブルカーに乗換えます。